●複式フクシキ簿記ボキへ
以上イジョウで、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ、損益ソンエキ計算書ケイサンショのイメージはつかめたのではないでしょうか。
貸借タイシャク対照表タイショウヒョウが、現在ゲンザイの残高ザンダカ・資産シサンの内訳ウチワケを表アラワします。
損益ソンエキ計算書ケイサンショが、収益と費用ヒヨウ、そして利益リエキを表アラワします。
個人コジンの家計カケイにとっても、自分ジブンの財産ザイサンが賞味ショウミどのくらいあるのかを量ハカるのは大切タイセツでしょう。
また、出費シュッピの内訳ウチワケを見ミて、何ナニに使ツカいすぎているのか、収入シュウニュウと支出シシュツのバランスを見ミることも
できるでしょう。
なので、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウや損益ソンエキ計算書ケイサンショは、企業キギョウだけでなく、個人コジンの家計カケイにおいても役立ヤクダって
くるものです。ただ個人コジンにとっては少スコし大オオげさですが。
では、日々ヒビ発生ハッセイする、入出金ニュウシュッキンをどのように記録キロクすればよいのでしょうか。
複式フクシキ簿記ボキでは、これに対タイして仕訳シワケというものを行オコナいます。
家計簿カケイボの記録キロクの方法ホウホウとはどこがどう違チガうのでしょうか。
先サキほど、単純タンジュンな家計簿カケイボにカテゴリを追加ツイカしました。
日付ヒヅケ 内容ナイヨウ カテゴリ 相手アイテ 入金ニュウキン 出金シュッキン 残高ザンダカ
2006/5/1 先月センゲツから繰越クリコシ 資本シホン   \50,000   \50,000
2006/5/2 仕送シオクり 資本シホン 親オヤ \100,000   \150,000
2006/5/3 家賃ヤチン 費用ヒヨウ 丸マル不動産フドウサン   \60,000 \90,000
2006/5/4 二輪車ニリンシャ売却バイキャク 備品ビヒン 丸マルオート \150,000   \240,000
2006/5/5 電話代デンワダイ 費用ヒヨウ NTT   \10,000 \230,000
2006/5/6 アルバイト代ダイ 収益 MAC \100,000   \330,000
2006/5/7 消費者ショウヒシャ金融キンユウ 借入カリイレ アイコム \300,000   \630,000
2006/5/8 自動車ジドウシャ購入コウニュウ 備品ビヒン 伐バツオート   \500,000 \130,000
二輪車ニリンシャや自動車ジドウシャは資産シサンと見ミなすため、現金ゲンキンが備品ビヒンに置オき換カわったと考カンガえます。
こうしてカテゴリごとに集計シュウケイすれば、資本シホンがいくらで、備品ビヒンがいくらでというのがわかります。
現金ゲンキンについては残高ザンダカを見ミればわかります。
これでも何ナンとか、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウや損益ソンエキ計算書ケイサンショを作成サクセイできそうですが、これだけでは何ナニかと
不都合フツゴウです。
何ナニかというと、
・すべて現金ゲンキン取引トリヒキになっている
という点テンです。
個人コジンでも、現金ゲンキン取引トリヒキ以外イガイにも銀行ギンコウ引ヒ落オ、クレジットカード決済ケッサイなど、様々サマザマな形カタチで取引トリヒキを行オコナって
います。
そこで、これらの口座コウザやカードを、箱ハコ、容器ヨウキと見立ミタてて、そこからお金カネが出ダし入イれされると考カンガえ
ます。
日付ヒヅケ 内容ナイヨウ 相手アイテ 金額キンガク To From
2006/5/1 先月センゲツから繰越クリコシ   \50,000 普通フツウ預金ヨキン 資本シホン
2006/5/2 仕送シオクり 親オヤ \100,000 普通フツウ預金ヨキン 資本シホン
2006/5/3 家賃ヤチン 丸マル不動産フドウサン \60,000 費用ヒヨウ 普通フツウ預金ヨキン
2006/5/4 二輪車ニリンシャ売却バイキャク 丸マルオート \150,000 現金ゲンキン 備品ビヒン
2006/5/5 電話代デンワダイ NTT \10,000 費用ヒヨウ VIZAカード
2006/5/6 アルバイト代ダイ MAC \100,000 現金ゲンキン 収益
2006/5/7 消費者ショウヒシャ金融キンユウ アイコム \300,000 現金ゲンキン 借入カリイレ
2006/5/8 自動車ジドウシャ購入コウニュウ 伐バツオート \500,000 備品ビヒン 現金ゲンキン
2006/5/9 PC売却バイキャク 友人ユウジン \100,000 備品ビヒン 売掛ウリカケ金キン
*後ノチの説明セツメイのため1つ追加ツイカしました。
これでだいぶ変カわりました。何ナニが変カわったかというと、
・出金シュッキンと入金ニュウキンという区分クブンではなく、どの容器ヨウキからどの容器ヨウキにお金カネ(価値カチ)が移動イドウしたか
というふうにしたことです。
なので一見イッケンしただけでは、お金カネが出デて行イったのか入ハイってきたのかわかりませんし、残高ザンダカ欄ランを
なくしたので、お金カネがいくら残ノコっているのかもわかりません。これらを出ダすには集計シュウケイを行オコナう必要ヒツヨウが
あります。
また、「お金カネ(価値カチ)が移動イドウしたか」としたのは、容器ヨウキ間カンを移動イドウしているのは、お金カネそのものというより
お金カネに匹敵ヒッテキする価値カチが移動イドウしているということなのです。
例タトえば、備品ビヒンの容器ヨウキから現金ゲンキンの容器ヨウキへの移動イドウ、これは実際ジッサイには二輪車ニリンシャが現金ゲンキンに変カわったことを
意味イミしているのですが、備品ビヒンの容器ヨウキに入ハイっていた15万マン円エン相当ソウトウの価値カチが、15万円マンエン相当ソウトウの紙カミくず
に変カわっただけのことです。銀行ギンコウ口座コウザに紙カミくずが入ハイっているわけではなく、実際ジッサイにあるのは電子デンシ
データです。銀行ギンコウには預金ヨキン残高ザンダカ相当ソウトウの現金ゲンキンは置オいてません。私ワタシがあえて現金ゲンキンのことを紙カミくずと
言っているのは、紙幣シヘイとは実体ジッタイではなく、価値カチを表アラワす媒体バイタイに過スぎないからです。
そう考カンガえると現金ゲンキンも相対的ソウタイテキなものでしかありませんが、株券カブケンなどと違チガって、価値カチを量ハカる尺度シャクドと一体イッタイ
になっています。つまり、10万円マンエンはいつまでも10万円マンエンです。それは、円エンを基準キジュンにして記録キロク・集計シュウケイを
行オコナっているからです。これがドルを基準キジュンに記録キロク・集計シュウケイを行オコナっているとすると、1万円マンエン札サツの価値カチは、
為替カワセによって変動ヘンドウすることになります。
また、ここでは、家賃ヤチンや電話代デンワダイの支払シハライ先サキを、まとめて「費用ヒヨウ」容器ヨウキにしています。ここは細分化サイブンカしても
よいのですが、ここでは一括イッカツして費用ヒヨウ容器ヨウキにしています。細分化サイブンカした場合バアイ、家賃ヤチン容器ヨウキや通信費ツウシンヒ容器ヨウキ
にすることはあっても、丸マル不動産フドウサン容器ヨウキやNTT容器ヨウキにすることはありません。どこに払ハラったかよりも
どういうい名目メイモクで使ツカったかを集計シュウケイするからです。
同オナじように、借入カリイレも資本シホンも収益も、まとめてあります。
これはどのように集計シュウケイされるかというと、Fromにあるものはマイナス、Toにあるものはプラスという形カタチ
で集計シュウケイします。
上記ジョウキの場合バアイ、初期ショキ残高ザンダカが0だとすると、
資本シホン -150,000
普通フツウ預金ヨキン 90,000
費用ヒヨウ 70,000
現金ゲンキン 50,000
VIZAカード -10,000
備品ビヒン 250,000
収益 -100,000
借入カリイレ -300,000
売掛ウリカケ金キン 100,000
マイナスなのは、他人様タニンサマから引ヒっ張パってきたお金カネです。つまり、他人様タニンサマの財布サイフの勘定カンジョウを表アラワしています。
資本シホンや収益については、マイナスを補填ホテンする必要ヒツヨウがありませんが、借入カリイレ、VIZAカード(クレジット、掛カけ)
については、後アトでお金カネを補充ホジュウして0に持モっていく必要ヒツヨウがあります。
費用ヒヨウも他人様タニンサマの財布サイフを表アラワしています。なので、これは自分ジブンの持モち物モノ=資産シサンではありません。
これで、だいぶ整理セイリされてきました。
しかし、まだ足タりません。それは、
・容器ヨウキ間カンの移動イドウが一対一イッタイイチになっている。
ということです。
例タトえば、100,000円エンの商品ショウヒンを売ウり上アげました。そのとき、60,000円エンは現金ゲンキンで、残ノコり40,000円エンはつけで
となると、上ウエの表ヒョウでは足タりません。次ツギのようにします。(Toを借方カリカタ、Fromを貸方カシカタに呼ヨび変カえます。)
*なお、借方カリカタ、貸方カシカタの言葉コトバ自体ジタイには、由来ユライはありますが意味イミはありません。仕訳シワケの右ミギに書カくものが
貸方カシカタ、左ヒダリに書カくのが借方カリカタです。ついでに今イマまで容器ヨウキといっていたものを勘定カンジョウ科目カモクと呼ヨび変カえます。
強引ゴウインですが、単タンなる言葉コトバです。(^^;
日付ヒヅケ 内容ナイヨウ 相手アイテ To(借方カリカタ) 金額キンガク From(貸方カシカタ) 金額キンガク
2006/5/1 先月センゲツから繰越クリコシ   普通フツウ預金ヨキン \50,000 資本シホン \50,000
2006/5/2 仕送シオクり 親オヤ 普通フツウ預金ヨキン \100,000 資本シホン \100,000
2006/5/3 家賃ヤチン 丸マル不動産フドウサン 費用ヒヨウ \60,000 普通フツウ預金ヨキン \60,000
2006/5/4 二輪車ニリンシャ売却バイキャク 丸マルオート 現金ゲンキン \150,000 備品ビヒン \150,000
2006/5/5 電話代デンワダイ NTT 費用ヒヨウ \10,000 VIZAカード \10,000
2006/5/6 アルバイト代ダイ MAC 現金ゲンキン \100,000 収益 \100,000
2006/5/7 消費者ショウヒシャ金融キンユウ アイコム 現金ゲンキン \300,000 借入カリイレ \300,000
2006/5/8 自動車ジドウシャ購入コウニュウ 伐バツオート 備品ビヒン \500,000 現金ゲンキン \500,000
2006/5/9 PC売却バイキャク 友人ユウジン 備品ビヒン \100,000 売掛ウリカケ金キン \100,000
2006/5/9 商品ショウヒン売却バイキャク 客キャク 現金ゲンキン \60,000 収益 \100,000
      売掛ウリカケ金キン \40,000    
最後サイゴの取引トリヒキでは二行ニギョウ使ツカっています。
最後サイゴの取引トリヒキのような取引トリヒキがあるために、他ホカの取引トリヒキもすべて金額キンガクを両方リョウホウに書カかなければなりません。
これは非常ヒジョウに冗長ジョウチョウに思オモえるかもしれませんが、これが複式フクシキ簿記ボキの仕訳シワケのやり方カタです。
実際ジッサイに分ワけることで利点リテンもあります。
それは、
・別々ベツベツに切キり離ハナして集計シュウケイできる
という点テンです。特トクに紙カミ(伝票デンピョウ)を使ツカって記入キニュウをしていた場合バアイは、右ミギと左ヒダリで切キり離ハナして、科目カモクごとに集アツめて
集計シュウケイすると便利ベンリです。
しかし、今イマはコンピュータでやってしまえば、別ベツに二度ニドも入力ニュウリョクする必要ヒツヨウはないでしょう。
会計カイケイソフトを使ツカったことがありませんが、最後サイゴのケースを除ノゾいて、PC上ジョウで伝票デンピョウを入力ニュウリョクする場合バアイ、1回カイ
だけでいいと思オモいます。
とはいえ、このように両方リョウホウに書カくので、複式フクシキ簿記ボキというわけです。
簿記ボキの本ホンには「取引トリヒキには両面リョウメンがある」なんて説明セツメイしているけど、お金カネ(価値カチ)が一方イッポウからもう一方イッポウに
移動イドウしているのだから、両面リョウメンがあるのは当アたり前マエのことです。
そして移動イドウの方向ホウコウは、常ツネに右ミギ(貸方カシカタ)から左ヒダリ(借方カリカタ)です。
しばしば左ヒダリから右ミギに方向ホウコウを考カンガえた方ホウが分ワかりやすい場合バアイもありますが(特トクに振替フリカエの場合バアイ)、実体ジッタイとしては
右ミギから左ヒダリです。
*振替フリカエとは、勘定カンジョウ科目カモクを別ベツの勘定カンジョウ科目カモクに変更ヘンコウすることです。これはあとで説明セツメイします。
先サキほど、To、Fromで集計シュウケイしたとき、資本シホン、借入カリイレ、収益がマイナスになりました。
これはFrom(貸方カシカタ)にあるものをマイナスで計算ケイサンしていたからです。
しかし、複式フクシキ簿記ボキでは、基本的キホンテキにマイナスは使ツカいません。
借方カリカタ、貸方カシカタを集計シュウケイし、多オオいほうから少スクない方ホウを引ヒいて、残高ザンダカを多オオい方ホウに記載キサイします。
先サキほどの例レイでは次ツギのようになります。
借方カリカタ 貸方カシカタ
資本シホン 150,000
普通フツウ預金ヨキン 90,000
費用ヒヨウ 70,000
現金ゲンキン 50,000
VIZAカード 10,000
備品ビヒン 250,000
収益 100,000
借入カリイレ 300,000
売掛ウリカケ金キン 100,000  
合計ゴウケイ 560,000 560,000
借金シャッキンなどはマイナスで表現ヒョウゲンした方ホウが実態ジッタイを表アラワしているように見ミえますが、言葉コトバに出ダす場合バアイはプラスで
表現した方がいいでしょう。
借方カリカタと貸方カシカタの合計ゴウケイは一致イッチします。これがバランスシートと言イわれるゆえんですがFromとToに同ドウ金額キンガクを
書いたのだから当然です。
トータルすると、
貸方カシカタには、資本シホン、負債フサイ(買掛金カイカケキン、借入カリイレ等トウ)、収益が来キて、
借方カリカタには、資産シサン、費用ヒヨウが来キます。
そして貸借タイシャク対照表タイショウヒョウと損益ソンエキ計算書ケイサンショを導ミチビき出ダすことになります。
資産シサン 負債フサイ
  資本シホン    貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ
   
費用ヒヨウ 収益      損益ソンエキ計算書ケイサンショ
●簿記ボキは魔法マホウ?
複式フクシキ簿記ボキは、一見イッケン不思議フシギなもので魔法マホウのようです。
その魅力ミリョクに取トり付ツかれて、会計学カイケイガクの世界セカイに入ハイっていく人ヒトもいます。
ゲーテは、簿記ボキこそ人間ニンゲンの立派リッパな発明ハツメイの一ヒトつだといっています。
私ワタシはそうは思オモいませんが。
ある手順テジュンに従シタガっていたらあら不思議フシギ、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウと損益ソンエキ計算書ケイサンショが
できてしまった!
しかしこれは不思議フシギでも何ナンでもありません。
次ツギのような魔法マホウの公式コウシキみたいなものです。
テキスト ボックス: ある数を思い浮かべてください。
それに5を足してください。
それから2を引いてください。
それに4を掛けてください。
それを2で割ってください。
それから6を引いてください。
それを2で割ってください。

その数はあなたが最初に思い浮かべた数ではありませんか?
貸借タイシャク対照表タイショウヒョウと損益ソンエキ計算書ケイサンショを足タしたものを算出するようにすると
借方・貸方の記述の場所が必然的に決まっていきます。
それに従シタガって記述キジュツしていたら、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウと損益ソンエキ計算書ケイサンショが算出サンシュツされるのは当然トウゼンです。
●容器ヨウキで考カンガえる(もう一度イチド)
しばしば借方カリカタ・貸方カシカタに記入キニュウしていて混乱コンランするのは、
あたかも借方カリカタ・貸方カシカタ両方リョウホウのお金カネが実在ジツザイしているかのように見ミえる点テンです。
単純タンジュンに箱ハコで説明セツメイしている本ホンがありますが、この点テン危険キケンがあります。
例タトえば、1000円エンの売上ウリアゲがあった場合バアイ、
借方カリカタ 貸方カシカタ
現金ゲンキン 1000円エン 収益 1000円エン
と仕訳シワケします。こうするとあたかも収益の箱ハコに1000円エン入ハイっていて
現金ゲンキンの箱ハコにも1000円エン入ハイっているように見ミえます。
しかし物理的ブツリテキには現金ゲンキンは1000円エンしかありません。
収益の1000円エンと現金ゲンキンの1000円エンは別物ベツモノではありません。
一方イッポウ、資産シサンを購入コウニュウした場合バアイ、例タトえば
借方カリカタ 貸方カシカタ
備品ビヒン 100,000円エン 現金ゲンキン 100,000円エン
とすると、物理ブツリ的テキに現金ゲンキンが備品ビヒンに入イれ替カわった形カタチで
直観的チョッカンテキにわかりやすいのです。
ところが、収益や費用ヒヨウといったものは内容ナイヨウを表アラワしているだけなので
これだと直観的チョッカンテキにわかりにくいのです。
どうすれば、目メに見ミえる形カタチでわかりやすくなるのでしょうか。
やはり箱ハコを用意ヨウイします。
そしてそれぞれの箱ハコの中身ナカミを移動イドウさせるのです。
私ワタシは、簿記ボキを知シらない頃コロ、家計簿カケイボのアプリケーションを作ツクったのですが、
入出金ニュウシュッキンを管理カンリするだけではなく、金カネの存在ソンザイがどこにあるのか、財布サイフか
銀行ギンコウ口座コウザなのかわかるように、容器ヨウキマスターを導入ドウニュウしました。
そして、この容器ヨウキ間カンの移動イドウを、「移動イドウ」と定義テイギしました。
例タトえば、銀行ギンコウからお金カネを下オろす場合バアイは以下イカのようになります。
入出金ニュウシュッキン区分クブン From To 金額キンガク 内訳ウチワケ 取引トリヒキ先サキ
移動イドウ みずぽ 財布サイフ 10,000 引出ヒキダシ  
この結果ケッカは、
みずぽ -10,000
財布サイフ +10,000
となります。
出金シュッキンの場合バアイであれば、
出金シュッキン 財布サイフ   3,000 米コメ 東ヒガシ友トモ
入金ニュウキンの場合バアイであれば、
入金ニュウキン   みずぽ 100,000 給与キュウヨ X社シャ
としました。こうすると、どの容器ヨウキにいくら残ノコっているかがすぐにわかります。
この容器ヨウキの考カンガえ方カタはクレジットカードにも適用テキヨウしました。
出金シュッキン Visa   1,000 食事ショクジ 和寇ワコウ
移動イドウ みずぽ Visa 1,000 引落ヒキオトシ  
ローンカードの場合バアイも同様ドウヨウにできます。
出金シュッキンした段階ダンカイでは残高ザンダカはマイナスになります。これが借金シャッキン状態ジョウタイです。
そして、他タの容器ヨウキから移ウツすことでマイナスを打ウち消ケします。
※この出金シュッキン・入金ニュウキン・移動イドウの概念ガイネンは、出金シュッキン伝票デンピョウ・入金ニュウキン伝票デンピョウ・振替フリカエ伝票デンピョウに
一部イチブ対応タイオウします。ただし、伝票デンピョウの入金ニュウキン・出金シュッキンは現金ゲンキンだけで、それ以外イガイは
振替フリカエ伝票デンピョウなので必カナラずしも一致イッチはしません。
この考カンガえ方カタを発展ハッテンさせて、すべての取引トリヒキを容器ヨウキ間カンの移動イドウにします。
出金シュッキン先サキの容器ヨウキは、「他人様タニンサマ」
入金ニュウキン元モトの容器ヨウキも、「他人様タニンサマ」
移動イドウ 財布サイフ 他人様タニンサマ 3,000 米コメ 東ヒガシ友トモ
移動イドウ 他人様タニンサマ みずぽ 100,000 給与キュウヨ X社シャ
移動イドウ Visa 他人様タニンサマ 1,000 食事ショクジ 和寇ワコウ
移動イドウ みずぽ Visa 1,000 引落ヒキオトシ  
米コメの支払シハラいの3,000円エンは、他人様タニンサマの容器ヨウキに移動イドウしたと考カンガえます。
入金ニュウキンの100,000円エンは、他人様タニンサマの容器ヨウキから移動イドウしたと考カンガえます。
備品ビヒンを購入コウニュウした場合バアイは、
移動イドウ 財布サイフ 備品ビヒン 10,000 事務ジム机ツクエ 東ヒガシ友トモ
となります。
この場合バアイ、正確セイカクには財布サイフから他人様タニンサマ(お店ミセ)の容器ヨウキに、10000円エンが
移動イドウし、備品ビヒンが自分ジブンのところにやってきたのですが、
財布サイフの中ナカの10,000円エンが、備品ビヒン容器ヨウキへ移動イドウしたと考カンガえます。
移動イドウするのは、お金カネそのものではなく、お金カネ同等ドウトウの価値カチが移動イドウしたと
考カンガえます。実際ジッサイには価値カチは目減メベりしているものの、買カった時点ジテンでは、
購入コウニュウ額ガク同等ドウトウの価値カチがあると考カンガえるのです。
これは価値カチが変化ヘンカしない有価ユウカ証券ショウケンを購入コウニュウしたときのことを考カンガえると
よくわかります。
財布サイフ -100,000
有価ユウカ証券ショウケン +100,000
とします。
目減メベりするものについては、あとで価値減少分を差し引きます。
この場合バアイも他人様タニンサマの容器ヨウキへ価値カチが移動イドウすることになるのですが、
この他人タニン様サマはどこか特定トクテイの他人タニンではなく、虚空コクウの他人様タニンサマということ
になるでしょうか。虚空コクウの他人タニン様サマとは変ヘンかもしれませんが、文字モジ通ドオり価値カチが目減メベりしたのですから、
物理的ブツリテキに見ミても価値カチは虚空コクウへ消キえていることになります。
現金ゲンキンの紛失フンシツと同オナじようなものです。
こうしてみると貸方カシカタに書カかれる負債フサイ、資本シホン、収益、いずれも他人様タニンサマの容器ヨウキから、自分ジブンの
容器ヨウキに価値カチが移動イドウしていることになります。個人コジン企業キギョウの場合バアイ、資本シホンは自分ジブンが出ダしたもの
ですが、その場合バアイでも個人コジン企業キギョウと自分ジブンとは別物ベツモノと考カンガえます。
他人様タニンサマ -100,000
現金ゲンキン +100,000
一方イッポウ、借方カリカタに書カかれる費用ヒヨウは自分ジブンの容器ヨウキから他人様タニンサマの容器ヨウキへ移動イドウしていること
になります。
現金ゲンキン -100,000
他人様タニンサマ +100,000
こうしてみると、簿記ボキに記帳キチョウする必要ヒツヨウのあるすべては、容器ヨウキの間アイダでの価値カチの移動イドウ
ということになるのです。
直方体: 現金
直方体: 資本
直方体: 費用
直方体: 売上
直方体: 借入
直方体: 備品
直方体: 商品
費用ヒヨウ、資本シホン、借入カリイレ、収益の容器ヨウキは他人様タニンサマの容器ヨウキです。
費用ヒヨウは水道スイドウ光熱費コウネツヒ、給料キュウリョウ、売上ウリアゲ原価ゲンカ、減価ゲンカ償却ショウキャク費ヒなど、もう少スコし細分化サイブンカします。
借入カリイレは、借入カリイレ、買掛金カイカケキン、未払ミハラ金キン、支払シハライ手形テガタなどに細分化サイブンカされます。
他人様タニンサマの容器ヨウキは、特定トクテイのだれだれとは明記メイキしません。
また、その容器ヨウキは、あくまでも私ワタシに対タイしての取引トリヒキの容器ヨウキであって、
その残高ザンダカは、私ワタシに対タイしての取引トリヒキの残高ザンダカです。
これらの容器ヨウキ間カンで移動イドウがあり、それぞれの容器ヨウキ単体タンタイでは、プラスマイナスで取引トリヒキ
が記録キロクされ、そのトータルで残高ザンダカが決キまります。
この取引トリヒキを記録キロクする際サイ、
現金ゲンキン -100,000
水道スイドウ光熱費コウネツヒ +100,000
と記載キサイするのではなく、マイナスのものは右側ミギガワに持モってきて、
マイナス記号キゴウを使ツカわないように記録キロクします。
ここがポイントです。
水道スイドウ光熱費コウネツヒ 10,000 現金ゲンキン 10,000
つまり、右辺ウヘンに書カかれたものは実際ジッサイには、プラスではなくマイナスを意味イミしています。
合計ゴウケイ残高ザンダカを出ダしたときに、借入カリイレ100,000となったとき、借入カリイレの容器ヨウキはマイナスになって
います。ただ合計ゴウケイ残高ザンダカも右辺ウヘンに置オいているので、プラスで表現ヒョウゲンします。
そして、移動イドウの方向ホウコウは必カナラず右ミギから左ヒダリです。
例タトえば、買掛金カイカケキンを支払シハライ手形テガタに振替フリカえる場合バアイも、右ミギから左ヒダリです。
買掛金カイカケキン 100,000 支払シハライ手形テガタ 100,000
支払シハライ手形テガタの容器ヨウキがマイナスになって、買掛金カイカケキンにプラスが加算カサンされるのです。
言葉コトバ上ジョウでは、買掛金カイカケキンを支払シハライ手形テガタに振替フリカえたのだから、この場合バアイの方向ホウコウは、
左ヒダリから右ミギじゃないかと思オモうかもしれません。もしマイナスが移動イドウしたと考カンガえる
ならば、左ヒダリから右ミギに移動イドウしたと考カンガえても構カマいません。
このように容器ヨウキの移動イドウで考カンガえると、別ベツに覚オボえなければならないことはこの方向性ホウコウセイ
だけで、あとは要イりません。資産シサンの増大ゾウダイは左ヒダリで、減少ゲンショウは右ミギでなどと丸暗記マルアンキする必要ヒツヨウは
ありません。
●特殊トクシュなケース
払ハラい戻モドし・値引ネビき
現金ゲンキン 1,000 水道スイドウ光熱費コウネツヒ 1,000
1000円エン多オオく払ハラいすぎていたので戻モドってきた場合バアイ。
他社タシャ様サマの容器ヨウキから現金ゲンキンの容器ヨウキに、お金カネが移動イドウします。
返品ヘンピンされた
売上ウリア 1,000 現金ゲンキン 1,000
返品ヘンピンした
現金ゲンキン 1,000 仕入シイレ 1,000
これは打消ウチケしというふうに考カンガえることもできますし、他人様タニンサマとの間アイダで、現金ゲンキンが移動イドウした
と考カンガえてもいいでしょう。